インテリジェントPDUの特殊機能

執筆:営業部
公開日:2025/1/22
昨今ではハイパースケールデータセンターの建設増加に伴い、インテリジェントPDUの需要もだんだん高くなってきました。
今回はインテリジェントPDUが持つ各特殊機能について、詳しくお話したいと思います。それでは始めましょう!
1. 前回のおさらい「PDUとは?」
電力分配ユニット(Power Distribution Unit)の総称。
◆サーバーラック内の収納するIT機器に電力を供給する機能だけがあるPDU → ベーシックPDU
◆上記の電力供給機能にさらに追加された「特殊機能」電力計測、ネットワーク接続による遠隔操作、環境モニタリング機能等を備えたPDU → インテリジェントPDU
の2機種に大別されます。
ベーシックPDU
インテリジェントPDU
2. インテリジェントPDUの種類
ではインテリジェントPDUの「特殊機能」ですがどのようなものがあるでしょうか。これは大きく4種類に分ける事ができます。
タイプ①:電力計測機能付きPDU
【総称:メータードタイプ】
特殊機能:PDUに接続された機器全体の電流・電圧など計測できる(トータル計測型)
タイプ②:アウトレット計測機能付きPDU(ゴーストサーバー特定向け)
【総称:アウトレットメータードタイプ】
特殊機能:アウトレット(コンセント)ごとの電流・電圧など計測できる。(個別計測型)
タイプ③:LANポート機能付きPDU
【総称:スイッチドタイプ】
特殊機能:LANポートがPDUに備わっているため、計測した電力情報をネットワーク経由で通信し管理できる。PDU本体のON/OFFの制御が遠隔でできる。
タイプ④:アウトレット毎の電源ON/OFF機能付きPDU
【総称:アウトレットメータード&スイッチドタイプ】
特殊機能:アウトレットごとの電力計測機能に加え、アウトレットの電源のON/OFFを個別(または特定の機器をグループ化して)遠隔で制御できる。②③の機能を兼ね備えたもの。
価格帯で言えば、①が機能的に一番シンプルなため、安価となり、④は多機能な分、高価になります。
3. インテリジェントPDU選定の流れ
これさえ決まれば、あとは以下の4つの項目を選択していけば希望のインテリジェントPDUを選定することが出来ます。
-
STEP1
入力電圧について
100V仕様なのか200V仕様なのか
-
STEP2
ラックに取り付ける形状(フォームファクター)について
0U(有効寸法を侵さない縦型)or 1U/2U(ラックマウント型)か
-
STEP3
-
STEP4
コンセント口数について
PDUのコンセントに何口必要なのか
-
PDU選定完了!
4. まとめ
いかがだったでしょうか。インテリジェントPDUの選定にお役に立てたのなら幸いです。
もしも、ネット上だけでの選定が不安な場合はお気軽にSETTSUの営業窓口までお問い合わせください。「きみに決めた!」とぜひとも希望のPDUをゲットしてくださいね!
お気軽にお問い合わせください。
電話でお問い合わせ
受付時間 8:30~17:30 土日祝・休業日除く
WEBでお問い合わせ