実は違う「ブタの鼻」のコンセント

執筆:技術部関西設計課
公開日:2024/1/22
スマホを充電し、掃除機で部屋を綺麗にし、ドライヤーで髪を乾かす。
日常生活の中で1日に何回も目にするコンセントですが、実は左右の差込口で大きさが異なるのはご存じでしょうか?
1. 一般的な家庭用コンセント
一般的な家庭用のコンセントは右の差込口が7mm、左の差込口が9mmとなっており、極性を設けるために右側の差込口が少し小さくなっているんです。
また右の小さい差込口を「電圧側」と言い、家電に電気を供給する役割をしています。それに対し左の大きい差込口を「接地側」と言い、漏電による感電を防いだり、電線を通じて高電圧が流れた場合に電気を逃がす役割をしています。実際には、多くの家電製品はプラグの向きを気にせずに使用できますが、オーディオ機器・計測機器など一部の製品は、この極性を注意しないといけない物もあるようです。
因みにこのコンセント形状「ブタの鼻」は、使用される電圧と電流によって形状が変わるほか、世界の規格によっても様々です。(日本における100V15Aの仕様です)
2. 電源の規格
今回は当社で取り扱っている製品の形状をピックアップし、データセンターをはじめとした通信業界で主に用いられている電源の規格【IEC規格】【NEMA規格】とコンセント形状について勉強してみましょう。
IEC規格
IEC(International Electrotechnical Commission、国際電気標準会議)によって標準化された電気製品の国際的な規格です。電圧・電流に合わせたコンセント形状は以下の表になります。

NEMA規格
NEMA(National Electrical Manufacturers Association、米国電機製造業者協会)によって標準化された電気製品の規格です。


3. まとめ
摂津金属工業では19インチラックの他、今回ご紹介しました、IEC規格・NEMA規格の電源も多数取り扱っております。また、電源メーカーとのお付き合いもあるため、納期や金額も他社に負けていません!
電源で何かお困りがありましたら、ブーブー言わずにまずは摂津金属工業までお気軽にお問い合わせください。
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