摂津金属工業株式会社
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光ファイバーケーブルの「融着」とは?


光ファイバーケーブルの「融着」とは?

執筆:技術部製品戦略課

公開日:2024/6/24

以前のコラムで、スプライスボックスにおける“プレ配線”について紹介しました。プレ配線をする作業の工程で「融着」という作業があります。

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ではこの「融着」って一体なんでしょうか?疑問に思った方はぜひ読んで頂きたいです。思わなかった博識な方も、さっと読めますので、この流れで最後まで読んでくださいね!

 
スプライスボックス(光成端箱)

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1. 光ケーブルの融着とは

融着とは、光ファイバーの端同士を高温で溶かし合わせ、一体化させる方法です。融着を行う際には、専用の機器が必要の他、技術力が求められます。この接続方法は最も一般的で、融着によって光ファイバー同士が密着するため、光信号の損失を最小限に抑えることができます。そのため主に長距離通信や高性能ネットワークの使用時に用いられます。
また、テープ芯線の場合ではまとめて接続することができるため作業時間の短縮にも繋がります。

光ファイバーケーブルの融着 図解

では、「融着」以外で光ファイバーケーブルを接続する方法は他にないのかと言えば、以下のような接続方法もあります。

2. その他の光ケーブル接続方法

メカニカルスプライス

メカニカルスプライスは、融着と比べ専用の機器や高度な技術が不要であるため、比較的簡単に接続を行うことができます。ただし、接続損失が融着よりも大きく、信頼性がやや低いという欠点があります。

コネクタ接続

コネクタ接続は、光ファイバーにコネクタを取り付けて接続する方法です。コネクタは、光ファイバーの端面を保護する役割も担います。コネクタ接続は、着脱が容易であり、作業が迅速に行えるため、屋外やモバイル環境での使用に適しています。接続損失は他に比べて大きいですが、一般的なネットワークに用いる分には問題ありません。ただし、着脱の際にはコネクタ自体や接続部のクリーニングが必要です。

3. まとめ

以前のコラムでご紹介しましたが、摂津金属工業ではスプライスボックスのプレ配線対応ができます!今回は光ファイバーケーブルの接続方法についてつらつらとご紹介しましたが、プレ配線まで当社でご用命頂けると、融着作業時間・融着確認時間の煩わしさが解消されます
“ここまで読んでみたものの、光ファイバー接続ってよくわかんないな~”という方も、接続方法を知りながら最後まで読んでくださった博識な方もスプライスボックスのご検討の際にはぜひ一度ご相談ください^^

ここで一句
「融着を 横着するなら SETTSUまで」
(「才能アリ」でしょうか(;^_^A))

 
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