19インチラックの地震対策に!チャンネルベースによる耐震固定方法

執筆:営業部
公開日:2024/5/22
サムネ右の黒い製品。これは何でしょうか?テーブルを載せればコタツのようにも見えますし、校長先生を載せれば朝礼台のようにも見えます。
答えは19インチラックの耐震対策に用いられる台座、「チャンネルベース」になります。(別称で「架台」「基台」とも呼ばれます。)
今回はラックの耐震固定方法とチャンネルベースの役割についてお話しします。
これからラックを設置したい、でもどうやって地震対策をしたらいいかわからない――そんな方にこそ読んでほしい内容です!
1. 19インチラックの地震対策はどうやるの?
19インチラックの設置を検討中の方はよく「耐震性」というフレーズを目にすると思いますが、ラックに耐震性を求める場合にはラックが床にボルト固定されている事が必須です。そして、この床との固定で必要になってくるのがチャンネルベースです。チャンネルベースの役割を一言で言いますと、「ラックの転倒を防ぐため安全に建物に固定する土台」です。

皆さんはデータセンターやオフィスビルをはじめ、多くの床下が空洞になっているのはご存じでしょうか。私たちが普段の生活のなかで見ている床は本当の床ではなく、実際にはパネル【フリアクパネル】が一面に敷かれており、その下にコンクリの地面【スラブ】が隠れています。そしてフリアクパネルとスラブの間には、ケーブル配線をはじめ、ネットワークスペースを考慮した空間があります。
神社でのかくれんぼや、サザエさんに出てくる軒下をイメージしてもらえれば分かりやすいかと思います。

イメージができたところで実際の固定方法をご説明します。
2. 19インチラックとチャンネルベースの据え付け方法
以下、固定方法です。この施策を行うことで、地震等が発生した場合ラックが倒れてしまうことを防止できます。
①架台をスラブ面(コンクリートの床等)に置き、水平を取ります。水平を取る為の高さ調整として、チャンネルベース添付のライナー(板厚1.2mm/3.2mm程度の平板)をチャンネルベースの足とスラブ面の間に入れ、水平になったのを確認した上で、チャンネルベースとスラブをアンカー固定します。(スラブ面にはアンカー用ボルトを工事業者様等で埋め込んでおく必要があります)
②ラック下面に固定用の穴が四隅に開いており、同様の穴加工がチャンネルベース側にもしてあるので、ボルトナットを使用してラックとチャンネルベースを固定します。
①・②のイメージが下の画になります。

3. まとめ
いかがだったでしょうか。SETTSUでは、各ラックシリーズに合わせた専用のチャンネルベースを扱っている他、お客様の設置環境に合わせて、高さ変更をはじめとした特注対応も1台から可能です。また架台の選定にお悩みのお客様に対しては現地調査も行っております(※一部地域をのぞきます)。
さらに当社では、安価な「プレートベース」という製品もラインナップもございます。チャンネルベースよりも強度は弱いですが、金額が安い為、予算が無い場合等にご提案できます。
架台固定で地震災害の対策を!「家内安全」ならぬ『架台安全』のお話でした。
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高さ | 適合製品シリーズ (代表例) |
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100(mm) | SNR2 SSR2 NBSP(一部) |
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400(mm) | SNR2 SSR2 NBSP(一部) |
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400(mm) | SNR2 SSR2 NBSP(一部) |
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50(mm) | SNR2 SSR2 SSRG(一部) NBSP(一部) |
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100(mm) | SNR2 SSR2 NBSP(一部) |
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400(mm) | SNR2 SSR2 NBSP(一部) |
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