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執筆:技術部製品戦略課
公開日:2025/5/26
皆さんは「gal」という単位はご存じでしょうか。私達が日頃生活しているなかで地震が発生すると、ニュース速報などで「地域名〇〇:震度〇〇」「震源地は××でマグニチュード〇〇」というのをよく目にすると思います。しかしながら、この“震度”と“マグニチュード”の値はそれぞれ違った意味をもっており、さらには、より専門的は単位として【gal】という指標もあります。
そこで今回は「マグニチュード」と「震度」と「gal」についてそれぞれ学んでいきましょう!ラックの選定にあたり「耐震」が気になっている方もぜひ読んでいって下さい。※なお、gal(ギャル)の話ではありませんのでご注意を!
マグニチュード(M)とは、地震のエネルギーの大きさ(規模)を示す指標です。マグニチュードが1増えると、エネルギーは約32倍になります。例えば、
大地震マグニチュードは地震の震源でのエネルギーを示すため、震源が深い場合は地表の揺れ(震度)が小さくなることもあります。また震源が深く、マグニチュードが大きい程広域に揺れが伝わります。
震度は、地震の揺れの強さを、人が感じる揺れや建物への影響をもとにした指標です。日本では「気象庁震度階級(震度0〜7)」が使われています。これは「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」の10階級に分けられており、震度が大きくなるほど揺れが強く、生活環境への影響が深刻となります。
震度の特徴:
震度は観測地点ごとに異なり、同じ規模の地震でも場所によっては震度の値が変わります。
gal(ガル)とは、地震時の加速度(揺れの強さの変化の速さ)を示す単位で、1 gal = 0.01 m/s² = 1 cm/s²(1秒間に1cm/sの速度で加速する)を意味します。地震計で測定される数値で、地盤がどの程度の加速度で揺れたのかを表します。galの数値が大きいほど、地面の揺れが激しいということを表します。
指標 | 何を表すか |
---|---|
加速度(gal) | 地面の揺れの加速度 |
震度 | 体感や建物への影響の指標 |
マグニチュード | 地震の震源でのエネルギーの大きさ |
地震が発生した場合、震源の深さや震源地からの距離、地盤の状況など様々な要因が、震度や加速度(gal)に影響を与えます。加速度(gal)、震度、マグニチュードはそれぞれ異なる指標であり、同じ地震でも地域によって揺れの強さや震度、加速度(gal)の値は異なります。例えば、震源から近い場所では強い揺れが感じられ、遠く離れた場所では弱い揺れになることがあります。また、地盤の硬さや種類によっても、同じ加速度が発生しても揺れの感じ方が異なることがあります。
地震の規模を知るためには、加速度gal(ガル)・震度・マグニチュードの違いを正しく理解することが大切です。それぞれの指標が持つ意味を知ることで、地震情報をより正しく読み取ることができ、防災意識を高めることにもつながりますね。地震は予測が難しく、その強さや影響も地域や地盤によって大きく異なります。だからこそ、私たちが日々使用する設備や建物の耐震性能は非常に重要です。
特に、企業のオフィスやサーバールーム、または公共施設などでは、地震に対する耐性が不十分だと、運用の継続性や安全性に大きなリスクをもたらす可能性があります。
SETTSUでは、ラックの耐震試験を実施し、製品の耐震性能を保証しています。予期せぬ地震が発生した際でも、耐震性能のあるラックであれば、重要な設備やデータを保護することができます。
各ラックの耐震について詳しく知りたい方は、各シリーズのカタログ、製品ページに耐震性能に関する記載があります。これまで気にしたことがなかったという方、ぜひ一度覗いてみてください!また、ラック選定にあたり耐震に関する計算書などのご要望があれば随時対応致します。是非一度、お気軽にご連絡ください!
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