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執筆:代表取締役社長
公開日:2026/10/27
突然ですが、皆さんの職場は風通しが良いでしょうか?働きやすい職場環境は業務の円滑にも一役買います。
実はこれ、サーバールームでも同じことが言えるんです。今回はサーバールームの熱対策、「風通し」についてお話したいと思います。
サーバールームの熱対策をご検討されている方はもちろん、“あの人の配置を変えたら、もっと職場の風通しがよくなるのに……”と思っている方もぜひ読んでいって下さい!
サーバールームを設ける場合、コールドアイル(冷気通路)とホットアイル(排気通路)を分ける空間設計が一般的になっています。ここでいう「アイル」(通路)とは、建ち並ぶサーバーラックの列と列の間の通路を指します。
「コールドアイル」「ホットアイル」図解
サーバールームにラックを立てる場合、ラックは通常向かい合わせで設置されます。こうすることで、冷気を前面から取り込む通路(コールドアイル)とサーバー機器の熱を後面から排気する通路(ホットアイル)ができます。冷気と暖気の通路を作ることで冷却効率を高めるという考え方です。
「コールドアイル」「ホットアイル」横から見た図解
しかし、この設計を採用しても、実際の現場では温度トラブルが発生するケースが少なくありません。その原因のひとつがラックの排熱問題です。
ホットアイル/コールドアイルの分離は、サーバールーム全体としては有効な空間設計です。
しかしながら、実際の熱トラブルは、ラックとラックの間、ドア周り、開口部といった細かな部分で発生します。ラック設営時には問題がなくとも、機器の増設やそれに伴うケーブル類の配線により空気の流れは変化します。排熱のコントロールが十分になされていなければ、熱だまりによるラック内の温度上昇だけでなく、隣接するラックが排熱を吸気してしまうことにもなります。ホットアイル/コールドアイルの効果を十分に発揮させるためにはサーバー機器の排熱をラック内に滞留させることなく、ホットアイル側に逃がしてあげなければなりません。
こうした問題を解決するのが、ラック内の空調アクセサリーになります。
フィンドアは、ラックのドア全面にフィン構造を備え、フィンの角度調整や開閉によって吸気・排気の流れをコントロールします。
これにより、隣接ラックが排熱を吸気してしまう状況を抑え、ホット/コールドの分離効果を底上げします。
フィンドア
ダンパーユニットは、フィン構造の考え方を 必要な部分だけに適用できるユニット型製品です。熱だまりの発生している局所に設置することで外部に熱を逃がします。
先ほどのフィンドアと違い、こちらはラバーマグネット固定のため、既存のスチール製ラックであれば、メーカーを問わず使用可能です。
▶▶▶空間設計(冷気と暖気の通路を作る) ▶▶ ラック(吸気・排気の流れを作る)▶ 局所制御(熱溜まりの解消)
を重ねることで、排熱の回り込みは大きく抑えられます。簡単にまとめると下の表のようになります。
| レイヤー | 対策 |
|---|---|
| ルーム全体 | ホットアイル/コールドアイル |
| ラック単位 | フィンドア |
| 局所ポイント | ダンパーユニット |
ラック内の熱対策は冷却機器の性能を上げる事に目が行きがちですが、排熱効果を上げるという視点もサーバールームの安定運用に大切になってきます。長く運用していくなかでラック内の環境も変化していきます。
熱対策が出てきたら、SETTSUの空調アクセサリー類を覗いてみてくださいね!
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