簡単には送れない!リチウムイオン電池とUN規格について

執筆:資材部国際業務課
公開日:2024/6/24
皆さんは、「リチウムイオン電池」という単語からどんな製品が思い浮かぶでしょうか。スマホをはじめ、ノートパソコン、コードレス掃除機、撮影機材のバッテリー等々、実に様々だと思います。充電時間が短く、バッテリーの持ちが良いこの電池は、近年多くの家電に使用されています。ただその一方で、リチウムイオン電池を検索サイトで打ち込むと、「発火」というキーワードも上がってきます。
そんなリチウムイオン電池ですが、外部に運ぶ際に気を付けなければいけないことはなんでしょうか?
1. リチウムイオン電池の危険性について

リチウムイオン電池の危険性といえば、もしかするとテレビの衝撃映像特集で見た人もいるかもしれません。実際、リチウムイオン電池が原因の発火事故も多く起きています。記憶に新しいところですと、某メーカーのスマートフォンが使用中に発火する事故が相次いだため、飛行機への持ち込みが禁止となり、ひいては生産中止となりました。また、飛行機で輸送していた電動自転車のバッテリーが発火したという事故もあり、最近では空輸の条件はかなり厳しくなってきています。
そのため、現在の飛行機では、リチウム電池単体の輸送条件に「特定のケースに入れる」ことが規定されています。具体的に言えば、【UN(国連番号)規格対応ケース】に入れないと空輸はできません。
対応ケースで言うと、一般的にはUN規格用の段ボール「強化段ボール」が使われる事が多くあります。ただ、一方的に送る荷物には良いと思いますが、繰り返しの使用には不向きと言えます。
2. UN規格対応!ZRGSアルミボックス
そこで今回ご紹介したいのがZRGSアルミボックスです。当社が取り扱っているZARGES社のアルミボックスは通常品の他、UN規格品も対応可能なんです。
段ボールと比べ初期費用は割高ではありますが、輸送後の保管や通い箱として考えれば、繰り返し使用ができる頑丈なアルミボックスを採用する事で経費だけでなく、調達時間や労力などトータルコストも抑えられます。


3. まとめ
「このパターンはどう?」という質問をいただければメーカーの専門家と打ち合わせさせていただきます。大切な製品を安全に、確実に届ける為に。なにか特殊な物を移送される場合にはぜひSETTSUまでお問い合わせください。
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