VESA規格とは?モニターの取り付けに必要な基本知識を解説

執筆:技術部製品戦略課
公開日:2025/4/25
突然ですが皆さんは『VESA規格』とは何かご存知でしょうか?デジタルサイネージ関連のお仕事をしているお客様はお馴染みだと思います。もしくは家電量販店のテレビコーナーで目にした人もいるかもしれません。
今回興味を持たれた方はもちろん、“VESAって何だべさ?”というダジャレが思いついた方もぜひ読んでいって下さい!
1. VESA規格って何?
VESAとは【Video Electronics Standards Association】の名称で、コンピュータディスプレイ、映像機器、および関連アクセサリの互換性と標準化を促進するための組織になります。
そしてこのVESA組織がとりまとめている規格のうち、テレビやモニターを壁に設置したり、自立スタンドに固定する際のネジ穴の位置や間隔を定めた規格をVESA規格(FDMI(Flat Display Mounting Interface))と呼んでいます。
さらに言うと、この規格は国際標準規格のため、例えば、本体のモニターのメーカーとスタンドのメーカーが異なっている場合でも取り付けることが出来ます。
ではそんなVESA規格の寸法にはどんなパターンがあるのでしょうか?
2. VESA規格の種類
小型から一般的なデスクトップモニター場合、そのほとんどが以下2パターンの寸法をVESA規格として使用しています。
- パターン1:75x75mmタイプ
- パターン2:100x100mmタイプ
ちなみに取り付けに用いられるねじは上記どちらの場合も「M4」と規格で決まっています。
またさらに大きいサイズのディスプレイだと、「200mmx200mmタイプ」や「300mmx300mmタイプ」などが用いられることがあります。(この際の取り付け用ボルトはM6やM8などになってきます。)
これらの寸法は、モニター背面にあるネジ穴の間隔(ピッチ)を示しており、規格に適合する金具とボルト類を使用することで、簡単にモニターを取り付けることができます。
(なおVESA規格に準じていないモニターなどもありますので十分にご注意ください!)
3. まとめ
VESA規格、いかがだったでしょうか。もし時間があれば、ご自宅や会社のテレビやパソコンの裏側を一度のぞいてみて下さい。
SETTSUでは、19インチラック筐体のほか、モニターやディスプレイを19インチマウント部に取り付けるVESA規格対応の金具もご用意しています。フレームと併用することでモニターを任意の角度に調整ができる金具(FOTOシリーズ)やモニターをコンパクトに収納できる引き出しユニット(RAMUシリーズ)などがあります。ラックにモニターを搭載される際にはお気軽にお問合せ下さい。
製品一覧 | シリーズ | 製品名 | リンク |
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FOTO | モニター取付金具 | 詳細は こちら |
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RAMU | 液晶モニタースライド | 詳細は こちら |
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RAMU | 自転式キーボードテーブル付き 液晶モニタースライドユニット |
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RAMU | 液晶モニタースライド 回転ユニット |
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