摂津金属工業株式会社
19インチラック・ケース・トランク・サブラックなど、「ハコ」づくり一筋の専門メーカー

電子工作に最適なのは?メタルケースとプラスチックケースの違い


執筆:営業部

公開日:2024/11/25

摂津金属工業は1950年に創業してから今年で74年目となります。摂津金属工業=19インチラックメーカーのイメージを持たれている方も多いと思いますが、創業当時はラジオシャーシ、アンプケース、アマチュア無線用ケースがメインのメタルケースメーカーでした。
その後、1991年からはドイツのケースメーカーOKW社の国内唯一の代理店となり、プラスチックケースの販売も手掛けるようになって今に至ります。

「うちは19インチラックも手掛ける『ハコ屋』だ」

うちの社長はよくこのように言っています。申し遅れました。私営業です。(社長気分で今回コラムを書いています)

そんなメタルケース、プラスチックケースですが、レパートリーも多く、どっちを選んでいいか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。そこで今回は選定時の両ケースのメリット/デメリットを紹介いたします。

 

メタルケース

製品情報はこちら

 
 

プラスチックケース

製品情報はこちら

 

1. 各ケースのメリット/デメリット

メタルケース

【メリット】
・比較的安価・板金を曲げて作る為、サイズの自由度が高い。
・プラスチックケースに比べて肉厚が薄いので、加工しやすい。
・指定色塗装を施す場合、塗料を上塗りするだけの為、比較的安価

【デメリット】
・プラスチックケースに比べ重たい
・デザイン性はあまりない(無機質な見た目になる)
・防塵防水機能が無い

メタルケース
メタルケース

プラスチックケース

【メリット】
・メタルケースに比べ軽い
・デザイン性がある(温かみのある見た目になる)
・防塵防水仕様がついているラインアップもある

【デメリット】
・比較的高価
・プラスチック成型品は金型が決まっている為、サイズが固定され、自由度が低い。
・メタルケースに比べて肉厚なので、加工しにくい場合がある。
・指定色にしたい場合、樹脂自体の色を変える必要があり、コストがかかる。

プラスチックケース
プラスチックケース

似たサイズで弊社メタルケースとプラスチックケースの特徴を以下にまとめました。

比較表 メタルケース プラスチックケース
型番 BA-300
BA-300
VCA-3020-16PG
VCA-3020-16PG
サイズ(W,H,D)mm 300x180x160 200x160x300
定価 7,640円 24,300円
重量 2.0kg 1.29kg

3. まとめ

いかがだったでしょうか。摂津金属工業のスタートがメタルケースだったように従来まで市場はメタルケースが主流でしたが、最近ではプラスチックケースの材質も向上しており、ニーズも変化しています。例えば、これまでメタルケースが主流であった、屋外仕様の制御盤もプラスチックケースになる事例も増えてきました。
その一方で、メタルケースは近年の材料費の高騰に加え、戦後からこれまで担ってきたちいさな板金業者の後継者不足による廃業も増え、縮小傾向にあります。当社もそういった時代の流れより、創業当時より70年以上手掛けていたメタルケース事業からやむなく昨年撤退しました。会社の想いと歴史の詰まったケースを終わらせるのは非常に残念ではありましたが、お客様のニーズに合わせたケースを提供していくのが、ハコ屋の使命だと思います。今後はプラスチックケースのサービスの向上を目指していきます。

“時代は変われど、想いはそのままに。”

SETTSUはこれからもお客様の大切な技術を包んでいける「ハコ」を提供していきます。

最後にもう一度申し上げます。私、営業です。お困りの際には是非とも摂津金属工業にお声がけ下さい!

 

メタルケース

製品情報はこちら

 
 

プラスチックケース

製品情報はこちら

 
ご質問・ご相談などございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

電話でお問い合わせ

受付時間 8:30~17:30 土日祝・休業日除く

WEBでお問い合わせ

コラム一覧に戻る