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コラム(1999年):デジタル時代の述語集(4) 19~24
19.無償OS
世界標準を脅かす、無償の愛。
いまコンピュータ業界の台風の目となっているのがUnix系の新OS「Linux」だ。
91年にヘルシンキ大学の青年がインターネット上で発表したこの無償OSは、学生や研究者、システムオペレーターなど通の間で静かに広まり続け、ついに昨年大ブレークを起こした。
大手のメーカーやベンダーも相次いでサポートを表明し、いまやUnixの世界標準であったWindows NTを射程にとらえるほどの勢いだ。
何しろプログラムが公開されたフリーウェアなので、優秀なプログラマー有志がネットワーク上に集まって、次々に改良版をリリースしていくという手際のよさなのだ。
あらゆるライバルを駆逐してきたWindows陣営も、無償の愛にはかなわないのか。
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20.工事写真
工事現場にデジカメ 1台の時代が。
建設関係の仕事に進捗状況の記録写真はつきものだが、建設省ではこの夏頃から、工事写真のデジタル化を認める。
これまでデジタルカメラというと、どちらかというと年賀状制作などに使う、お遊び写真的なイメージが強かったのだが、こうなるともう仕事の必携ツールである。
デジタル写真のメリットは、フィルム購入や現像のコストが無用というのはもちろん、撮影後すぐに電子メールで遠隔地に送信できるといった離れ業に強い点だろう。
なお、建設省に工事写真をデジタル写真で提出する場合は、指定の標準フォーマットにすることが条件なので、同省のホームページでよく確認してほしい。
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21.Y2K
個人のデータも危ない2000年問題。
英語の「Year2000(2k)」の頭文字をとって、「Y2K(ワイ・ツー・ケー)」と呼ばれているコンピュータの2000年問題も、とうとうカウントダウンに入った。
メモリ容量節約のため、上位2ケタを省略して年号を入力してきたプログラミングの慣習が原因だが、コンピュータが、1900年と2000年を区別できない、2000年をうるう年として認識しないなどの、深刻な問題が指摘されている。
一般にパソコンは影響は少ないと言われているが、Excelなどの定番ソフトでも古いバージョンでマクロを使った自作プログラミングなどは危ない。
メーカーやベンダー、官公庁が対策情報をWebサイトで公開しているので、気になるむきはチェックを忘れずに。
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22.ノートブックPC
価値観が違う、日米ノートブック評価。
昨年より、ソニーのVAIOが大ヒットしていることからもわかるように、日本人は「より薄く、より軽い」ノートブック型パソコンに熱狂する。
モバイルフリークの間では、「100g軽量化できれば1万円高くてもいい」という人たちもいるほどだ。
ただし、これが世界的な傾向かというと、そうでもない。
パソコンの見本市会場を歩くと、欧米人は超薄型ノートブックの新製品展示に、ほとんど関心を示さない。
特にアメリカ人は「あんな小さなキーボードや画面は実用的でない」とそっけない。
「超薄型軽量」というニーズは、国土もオフィスも狭く、通勤地獄に苦しむ日本人特有の事情が反映しているようだ。
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23.ポータルサイト
インターネットの”表玄関”はどこだ。
インターネットの世界における、昨年の流行語大賞ともいえるのが「ポータル・サイト」。
「portal」という英語を直訳すると表玄関。
文字通り、インターネットユーザーが欲するサービスを、1カ所で提供する百貨店のようなサイトのことだ。
大手でいうとAOL、Yahoo、Infoseek、Excite…などが代表的。
提供されているサービスは、表示メニューや情報内容を自分好みにカスタマイズする機能をはじめ、チャット、掲示板、無料電子メールサービスなど実に多彩。
「ただでこんなにサービス受けていいの?」と遠慮するなかれ。サイトへのアクセス数が増えれば、より多くの広告収入が得られるしくみなのだ。
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24.拡張子付きFILE
知って得する、データ収集の隠しワザ。
最近では、インターネットをバリバリ使いこなして、効果的なマーケティングデータをゲットしているビジネスマンが多い。
緊急の会議なのに、「よくこんな資料を見つけたな」というような統計データを、涼しい顔をして提出してくる達人も見受ける。
そういう人たちの隠しワザが、拡張子付きファイルの指定検索だ。
著名検索サイトの「goo」では、追加検索という絞り込みが可能。
ここでファイルの「データタイプ」に、例えば「.xls」を指定すれば、Excelでつくられたデータファイルだけを集めてくれるのだ。
あとはキーワードに出生率でもパソコン出荷台数でも、調べたい表題を打ち込んでおけば良い。一度お試しあれ。
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