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コラム(1997年):デジタル時代の述語集(2) 7~12
7.モバイル・コンピューティング
女子高生は軽態化(モバイル)の達人。
電子メールが必需道具になった昨今、ノートブックパソコンやPDA(携帯情報端末)を片手に、屋外でインターネットを駆使するビジネスマンが増えている。
こうしたモバイル・コンピューティングに拍車をかけているのが、爆発的な普及を見せる携帯電話やPHSだ。
両方合わせると97年中には3、000万台を突破すると予測されるが、これは一般加入電話のほぼ半数にあたる。
急増の原動力になっているのが、ポケベルを卒業した女子高生たち。
将来この世代がデータ通信を始めたら、どんな裏技が登場するのだろうか…。
ちなみに、女子高生言葉ではPHSは”ピッチ”、携帯電話は”ケイタ”と呼ばれ、すでにモバイル(軽態化)されている。
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8.ネットワーク
コンピュータ、ネットなければただの箱。
MS-DOS機が登場する以前のパソコンは、呪文のようなコンピュータ言語をマスターせねばならず、素人にはちょっとさわれないしろものだった。
「コンピュータ、言葉知らねばただの箱」という時代である。
これがウィンドウズの登場によって、革新的に扱いやすくなった。
かわっていわれたのが、「ソフトなければただの箱」である。
そしていま、インターネット時代になっていわれているのが、「ネットなければただの箱」だ。
かつて情報処理装置だったパソコンは、データ通信技術と一体になることで、距離や時間、地域差といったハンディキャップを感じさせないマルチメディア装置へと変身した。
サテライトオフィスの時代がいよいよ始まろうとしている。
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9.アウトライン
アウトライン思考法のススメ。
「ワープロはバリバリ使えるが、アウトラインはどうも苦手」という人は多いのではないだろうか。
多機能ワープロなどによく搭載されている機能で、直訳すれば「あらすじ」創作。原稿や企画書づくりに先だって、見出しを思いつくままつくっていき、徐々に分類・階層化しながら概要をまとめていく手法だ。
次々と湧き出るアイデアを脈絡なく打ち込んでいっても、あとで自由自在に行移動、階層の入れ替えができるから、慣れるとひとりでブレーンストーミングをしているようなもの。
英語圏では昔から一般的なソフトだが、日本で使いこなしている人はまだまだ少ない。
上達すれば、思考の整理に大いに役立つことうけあい。
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10.CD-ROM辞典
書籍ではできない”超検索”で、仕事はかどる。
パソコンの普及でCD-ROMの辞典類が非常に豊富になった。
数10万語を収蔵する、あの分厚い広辞苑や大辞林がコンパクトな1枚に収められているし、英語の辞典には音声まで収録されているから、発音練習もサポートしてくれる。
しかも、これまでできなかった、ダイナミックな”引き方”ができるのも見逃せない。
例えば、仕事で江戸時代の資料を集めなければならないとき、「本文検索欄」に”江戸時代”というキーワードを打ち込んでみるといいい。
ちなみに22万語収録の大辞林からは約2、500件の”江戸時代”がヒットする。
このように全ページを検索するなど、書籍版ではまずできない芸当。
仕事もはかどるというものだ。
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11.全文検索
インターネットの命を救った全文検索。
デジタル情報は概観する能力に欠ける。どんなにぶ厚い本でもパラパラめくれば、概要ぐらいはつかめる。
しかし、世界中の数千万以上のホームページを瞬時に閲覧するなど、人力では不可能である。
こうした弱点から、「インターネットなんてすぐにすたれる」と2年前まではいわれていた。
ところが1995年に、全世界のホームページのテキストをすべて集めてきてストックしておく”全文検索型サイト”が登場した。
まさに「インターネットの命を救った」ブレークスルーだった。
これで広大なネット上に点在する有益なホームページが、”使える”データベースに変身したのだ。
インターネットを仕事に生かすなら、全文検索機能だけは必ず使いこなしたい。
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12.省庁ホームページ
”使える”データを手軽にゲット。
企画書や報告書をまとめているとき、経済や国民生活などちょっとしたデータがほしくなることがあるが、そのたびに図書館に出かけるのは非効率的。
インターネットならこうしたデータも手軽にゲットできるのをご存じだろうか。
まず、日本の中央省庁が開いているホームページにあたってみよう。
国土、人口、産業、商業にいたるまで、日本の概況を要約した「ポケット統計情報」が閲覧できる総務庁統計局。
国民生活白書や経済白書、景気動向指数など、有益なマーケティング情報の宝庫である経済企画庁など、けっこう”使える”データが並んでいる。
このほか通産省、郵政省、農林水産省などのページも定期的にチェックしておくと、”情報通”になれるはず。
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